韓国の地下鉄 椅子硬い!――この言葉に「なんであんなに硬いの?」と疑問を持った方、多いのではないでしょうか。
初めて韓国の地下鉄に乗ったとき、そのステンレス製の座席の硬さに驚く日本人旅行者は少なくありません。
実はその硬さには、深い理由と歴史があるのです。
この記事では、韓国の地下鉄椅子が硬い理由から、日本との違い、そして現地で快適に過ごすためのコツまで、まるっと解説していきます。
韓国旅行前に読めば、お尻も心もびっくりしないで済むはず。
硬さの正体を知れば、韓国の公共交通機関の安全や清潔さに、ちょっと感動すら覚えるかもしれませんよ。
ぜひ最後までご覧ください。
韓国地下鉄の椅子が硬い理由を徹底解説!
韓国地下鉄の椅子が硬い理由を徹底解説します。
①ステンレス製の理由は火災事故の教訓
韓国地下鉄の椅子が硬い最大の理由は、2003年に大邱(テグ)で起きた地下鉄火災事故です。
この事件では、ガソリンを撒いた放火により車内が炎に包まれ、192名もの尊い命が失われました。
当時の地下鉄車両にはクッション性のある布張りの座席が使われており、これが炎を一気に広げる原因になったとされています。
この悲劇を受けて、韓国の地下鉄車両は燃えにくい素材であるステンレスやプラスチック製の座席に切り替えられることになりました。
難燃素材の採用は安全対策として必須とされており、国民の記憶にも強く刻まれています。
ちなみにこのような変更は日本ではあまり見られませんが、世界的には同様の対応を取る国も少なくありません。
いやもうこれは納得せざるを得ない背景ですよね。安全第一、ほんと大切…!
②あえて硬い素材が選ばれる衛生面の事情
ステンレス製の椅子には、もうひとつ大きなメリットがあります。
それは「掃除のしやすさ」「汚れにくさ」といった衛生面に優れているということ。
地下鉄のような公共交通機関では、多くの人が乗降を繰り返すため、汚れやすい座席は大敵です。
布製のクッションだと汚れが染み込みやすく、においも残りがちですが、ステンレスなら一拭きでサッときれいになるんですよ。
加えて、感染症対策や日常の衛生管理の観点からも、ツルツルの素材が好まれている傾向があるようです。
正直、韓国の清掃スタッフさんのスピード感はすごいな〜っていつも思ってました。あの清潔感の背景には、こういう選択があるんですね。
③韓国と日本でこんなに違う?座り心地比較
韓国と日本の地下鉄の椅子、比べるとめちゃくちゃ違います!
韓国:ステンレス、プラスチック、布付きでも中身が硬い
日本:クッション入り、柔らかい布張り、深く沈み込む座面
韓国の地下鉄では、50分ほど座っているとお尻や腰が痛くなることもしばしば。
一方で、日本の座席はふかふかなので、長時間の移動もわりと平気なんですよね。
まさに「帰国して痛感」シリーズ(笑)。日本の電車の快適さって、やっぱりすごいです〜。
④乗客の反応は?韓国人も意外と不満?
実は、韓国人の中でも「椅子が硬い」という意見はよく聞かれます。
とくに高齢者や妊婦さん、長距離通勤の方からは、「お尻が痛くなる」「腰がつらい」といった声も多いです。
ただ、それでも「安全面の方が大事」という意識が根強く、柔らかい椅子への戻しを希望する声は少なめなんだそう。
ソウル市もそのあたりは理解していて、特急列車や空港鉄道ではクッション性の高い椅子が使われているんですよね。
まあ…わたしも韓国にいるとき、何度も「クッション持ってくればよかった~!」って思ってました(笑)。
⑤硬い椅子がもたらす冬の冷たさ・夏の滑り
ステンレス椅子のデメリットは何と言っても、冬の冷たさと夏の滑りやすさ。
冬は「ひゃっ」とするほど冷たく、お尻がじわじわ冷えてきます。
そして夏は、座ると微妙にお尻がすべって、安定しにくい感じもあります。
薄着の時期はとくにお尻が直に接触するので、冷えや不快感を強く感じがちなんですよね。
これは共感しかない! 冬はほんと、立ってた方がマシ…って思うときありますもん。
⑥韓国旅行者が驚く硬さとその対策法
日本人旅行者が韓国の地下鉄に初めて乗ったとき、「椅子、硬っ!?」と驚くのはあるある。
長時間移動になる観光中は、疲れもたまりやすいので、この「硬さ問題」が地味にストレスになります。
そんなときにおすすめなのが、「折りたたみクッション」。
100円ショップや旅行グッズコーナーで売っている簡易クッションを持って行くと、お尻の痛みがかなり軽減されますよ!
わたしは韓国留学中、毎日持ち歩いてました!あれ一つで、座るのが楽しみになるんです♪
⑦最新事情!トコジラミ対策でさらに硬質化?
最近話題になっているのが、トコジラミ(南京虫)対策。
韓国では2024年以降、都市部の地下鉄でトコジラミの繁殖を防ぐために、布製の座席が完全に廃止される方向に進んでいます。
その代わり、より滑らかなプラスチック製やステンレス製の座席が導入されていて、見た目も「よりツルツル」な感じになってきてるんです。
この動きは日本でも注目されていて、衛生管理のあり方が問われるきっかけになっているとか。
ここまで徹底する韓国、さすがだなって思います。でも…やっぱり、硬い(笑)。
韓国地下鉄の椅子が硬いことに関する豆知識
韓国地下鉄の椅子が硬いことに関する豆知識を紹介します。
①空港鉄道やKTXの椅子はふかふか?
実は、韓国のすべての電車が硬いわけではありません。
特に観光客がよく使う「空港鉄道A’REXの直通列車」や、高速鉄道「KTX」では、日本の新幹線のようなクッション性の高い布張りの椅子が採用されています。
このため、韓国=硬い椅子というイメージだけで訪れると、「あれ?意外に快適じゃん!」と感じる人もいるかもしれません。
ただし、これらはあくまで特別列車。
ソウル市内を走る一般の地下鉄では、ステンレス系の硬い椅子が大半を占めています。
たまにKTXに乗ると「これは天国か…?」って思います(笑)。あのふわっと沈む感じ、恋しい〜!
②ステンレス化された時期と背景
ステンレス椅子が本格的に導入されたのは、前述の大邱地下鉄火災(2003年)以降のことです。
この事故をきっかけに、国全体で「燃えにくい素材への転換」が進められました。
その後、新型車両を中心に徐々に硬質素材へ置き換えられていき、現在では1〜9号線の大部分でステンレスまたはプラスチック製の座席が標準になっています。
また、2020年代には衛生意識の高まりも相まって、さらなる素材改良が行われているそうです。
こうして見ると、韓国の地下鉄って結構時代とともに進化してるんですね〜。
③硬い椅子を快適にする裏技アイテム紹介
硬い椅子を少しでも快適にするには「携帯クッション」が断然おすすめ!
- 100均やネットで買える折りたたみクッション
- 空気を入れて膨らませるタイプのエアークッション
- リュックの底に入れておけば、場所も取らない!
このアイテムがひとつあるだけで、通学・通勤・観光中の“お尻の疲労”が激減します。
現地の韓国人の中にも、自前のクッションを持ち歩いている人が増えてきているんですよ。
留学中の私の必需品でした!友達に「なにそれ、天才!」って言われたこともあります(笑)。
韓国地下鉄と日本の電車椅子を比べてみた!
韓国地下鉄と日本の電車椅子を比べてみたら、意外と差がくっきり見えてきました。
①日本のクッション椅子との素材の違い
項目 | 韓国の地下鉄 | 日本の鉄道 |
---|---|---|
主な素材 | ステンレス・プラスチック | 布張り+クッション |
デザイン | フラットで滑りやすい | 奥行きあり、柔らかめ |
清掃性 | 高い(拭くだけ) | やや手間がかかる |
耐久性 | 強い | 比較的弱い |
見た目の印象も大きく違いますが、素材選びの背景にある文化や安全意識の違いも大きいです。
日本のふわふわ椅子、たまに寝過ごすほど心地よい(笑)。韓国はシャキッと座れますね!
②快適性・安全性・衛生性のバランスとは?
結局、椅子の快適性、安全性、衛生性ってどれを優先するかなんですよね。
- 快適性重視 → 日本の柔らか椅子
- 安全面重視 → 韓国の難燃素材
- 衛生面重視 → ステンレスで拭きやすさ抜群
つまり、どれも「正解」だけど、文化・事件・生活スタイルの違いが、椅子の素材という結果に表れているんです。
椅子ひとつで、こんなに深く掘れるなんて…正直びっくりですよね(笑)。
まとめ
韓国地下鉄の椅子が硬い理由は、2003年に発生した大邱地下鉄火災による安全対策の結果でした。
それ以降、燃えにくいステンレスやプラスチック製の椅子が標準となり、衛生面や管理のしやすさも理由のひとつです。
その反面、座り心地は日本のクッション椅子と比べてかなり硬く、特に冬場は冷たく、長時間座ると疲れがたまりやすいと感じる人も多いです。
旅行者にとっては意外なカルチャーショックとなるこの「椅子の硬さ」。
しかし、そこに込められた“命を守る”という背景を知ると、少し見え方が変わってくるはずです。
韓国を訪れる際には、快適に過ごすためのクッションなどの対策もぜひ取り入れてくださいね。
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